Introduction
『機動戦士ガンダムVS.シリーズ』恒例となっている全国大会「PREMIUM DOGFIGHT(プレミアムドッグファイト)」が、シリーズ最新作『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』で開催された。
11月2日にアキバ・スクエア(秋葉原UDX)で開催された全国決勝大会の模様を以下にレポートする。
当日予選
大会出場の最後の枠をかけた戦い
「プレミアムドッグファイト2019」は、全国の設置店で開催されたエリア予選大会とエリア決勝大会を勝ち抜いたチームに、当日枠チームを加えて計64チーム128名によって争われる。
「当日枠」とは、抽選で選ばれたチームが当日予選トーナメントを闘い、上位2チームが全国決勝大会に参加できるというもの。
当日予選に参加できる32チームに対して155チームが応募し、大会の盛り上がりをこの時点から予感させる形となった。
配信では見られなかった当日予選だが、すでに決勝進出が決まっているプレイヤーの使用する機体だけではなく、さまざまな機体を確認できた。ギャラリーが入る前の会場で、選手たちは全国決勝大会への出場、さらには優勝を目指し、対戦を繰り広げていく。
当日予選トーナメントを見事勝ち抜いたのは、「当日ぶっつけタッグ(成田マスター/ニャームレス)」チームと「PDFでもリタマ(SHO∞/レイ)」チーム。さらに、当日欠場枠の補填として、「稲毛魂(あっちょす/あかにしあくせる)」が全国決勝大会への出場権を獲得した。
開会式
「優勝」を目指し集まった強豪たち
当日予選の興奮が会場に余韻を残す中、いよいよ12:00から全国決勝大会が開幕。まずは予選プールに出場する選手たちが続々とステージで紹介され、開会式がスタート。
開会式にはMCの郡正夫(コーリー)さん、アシスタントの雪乃しほりさん、そら♨るるさん、大久保人制作プロデューサーと大石勇気プロデューサーが登壇。実況のなかおさんと解説のみやぎさん、さらにゲストMCの声優・植田佳奈さんもステージに上がった。
ここで、植田さん、なかおさん、みやぎさんより大会ルールを説明。
出場64チームを8チームずつに分けて行われる予選プールでは、「プレミアムドッグファイト」で初となる“ダブルエリミネーション方式”というルールが適用される。
ダブルエリミネーション方式は2回負けるまで戦うことができるというルールで、実力のあるチームが残りやすいため、最後まで見逃せない展開となる。
説明後、「全国決勝大会、スタート!」の掛け声でついに予選プールが開始された。
予選プール
会場内のすべての筐体で名試合が!
予選プールの模様は、ピックアップされた試合がモニターに映し出される。観覧席にいるギャラリーはもちろん、待機席にいる出場選手も次々と放送される試合を眺め、歓声を上げていた。
また、会場に入りきらなかった観覧者のため、入り口付近にモニターと椅子が設置されており、こちらでも多くの人がハイレベルなバトルに見入っていた。
予選プール:ハイライト
予選では、コスト3000のトールギスⅢやHi-νガンダム、コスト2500の騎士ガンダムが多い中、乗り手が少ないテクニカルな機体で出場する選手の姿も見て取れた。
各プールの試合から、ガンダムXやファルシアなどの視点がモニターに映し出される。特に後者のファルシア視点の試合では、「タイムアップは4位負け」というルールが際立ち、撃墜によってスコアを稼いだ視点側のチームが勝利をつかみ取っていた。
本シリーズでは、コスト3000の機体性能は他のコストに比べて高く設定されている。コスト3000の耐久値を残し、あえてコスト2500以下の機体を先に撃墜させる戦い方が、本大会でも目立っていた。
一回戦から名勝負の数々が繰り広げられ、当たり前のようだが、本大会でプレイしている全員が各エリアの予選を勝ち抜いてきたトップレベルであることを実感させられる。
モニターに映し出されていないプールについては、アシスタントMCの雪乃しほりさんとそら♨るるさんがマイクを持ち、進行状況を紹介してくれていた。
2機に狙われたガンダム・バルバトスルプスレクスが攻撃を見事にかわすシーンや、4機体ともが被弾したら負けという耐久値になる中でガンダムデュナメスがステージ端を利用して敵機を打ち抜いたシーンなど、手に汗握る展開を経て、各プールの勝者が決定。決勝トーナメントへの出場権を獲得した。
決勝トーナメントには大会優勝経験のある選手が多数進出
決勝トーナメント開始を前に、予選プールを勝ち抜いた8チームが、事前に行われた抽選の順に会場後方から登壇。会場内の声援に応えながら、選手たちは優勝に向けて狙いを定めているようであった。
チーム:るいしのん
ちゃんるい選手[Hi-νガンダム]/Re-sinon選手[騎士ガンダム]
チーム:職人
きんけつ選手[ガンダムエピオン]/乙乙乙・ディランディ選手[ガンダムデュナメス]
チーム:ジムは入れ込みで2食
ライカルjr.選手[トールギスⅢ]/イースレイ選手[エクストリームガンダム エクセリア]
チーム:よしだ
イヴ選手[トールギスⅢ]/ごま選手[ガーベラ・テトラ]
チーム:オフィスNGT
バーサーカー・少年選手[トールギスⅢ]/しろあか選手[騎士ガンダム]
チーム:大都会 清田
臥煙選手[フルアーマー・ユニコーンガンダム]/ダントツでAzaka選手[ブレイヴ指揮官用試験機]
チーム:アフロロ討伐隊大阪支部
ニック選手[ターンX]/シグ@小狼選手[パーフェクトストライクガンダム]
チーム:月一練習
みねね選手[Hi-νガンダム]/GBH選手[騎士ガンダム]
ここまでの健闘を称えてメダルが贈られた後は、トーナメント表の中で自チームが入る位置を選んでいく。前評判の高い強豪チームとの対戦を避け、自分たちが得意とする相手を選ぶなど、この時点から決勝トーナメントのバトルは既に始まっていた。
最初に位置を選んだ「るいしのん」チームを避けるように、組み合わせが決まっていく。「るいしのん」チームのちゃんるい選手は、「闘神祭2018-19」の優勝チームの1人であるためだろう。結果的に全チームが「るいしのん」チームとの対戦を避ける形となり、抽選で最後に位置をえらぶことになった「月一練習」チームが対戦相手に決定した。
「月一練習」チームのみねね選手は、前作『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』で行われた「プレミアムドッグファイト2017」の優勝者だ。
1試合目から注目チーム同士の対戦となったが、過去に2度「プレミアムドッグファイト」で優勝した経験のあるしろあか選手のいる「オフィスNGT」チームをはじめ、攻めに特化したガンダムエピオンを使用機体とする「職人」チーム、本大会唯一のフルアーマー・ユニコーンガンダム&ブレイヴ指揮官用試験機のペアで出場している「大都会 清田」チームなど、他の対戦も注目であることは間違いない。
トーナメント決定から予選開始までの間は、観客にインタビューを行い、それぞれの気持ちを伺うことに。「みねねさんのファンなんです。頑張って!」や「井上・村もんチームを応援していたのですが、負けてしまったので……」など、観客の中でも、さまざまな思いがあるようだった。
準々決勝・準決勝ゲーム設定
【チーム】固定(シャッフル無し)
【タイマー設定】270秒
【ステージ】ランダム
【試合数】2試合先取
※タイムアップまたはドローの場合は4位プレイヤーがいるチームが負け。
準々決勝(BEST8)
準々決勝:ハイライト1
チーム:るいしのん
ちゃんるい選手[Hi-νガンダム]/Re-sinon選手[騎士ガンダム]
VS
チーム:月一練習
みねね選手[Hi-νガンダム]/GBH選手[騎士ガンダム]
本作のプレイヤーならば、この試合は見逃せない。ちゃんるい選手とみねね選手の実力は先述した通りだが、それぞれが組んでいる相方も注目のプレイヤーだ。
「るいしのん」チームのRe-sinon選手は、『マキシブースト ON』の「プレミアムドッグファイト」の決勝リーグでみねね選手と対戦しているプレイヤーで、GBH選手は『マキシブースト』の「プレミアムドッグファイト」で決勝リーグに出場している実力者である。
GBH選手が「(対戦相手は)この決勝トーナメントで一番強いペアだと思っている」とコメントし、試合が開始。試合は、両チームともにHi-νガンダム(モビリティバースト)&騎士ガンダム(リンケージバースト)というミラーマッチで、お互い中~遠距離で撃ち合う展開に。
残り100カウントまでほとんど耐久値が減らなかったが、次第に均衡が崩れ、Re-sinon選手の騎士ガンダム、みねね選手のHi-νガンダムが撃墜される。全員がEXバーストを発動したタイミングでタイムアップとなり、リザルト4位がいる「るいしのん」チームが1本をとられてしまう。
騎士ガンダム同士が見合っていたことが多かった展開から、2本目では騎士ガンダムがHi-νガンダムを狙う形にシフトしていく。
最初にみねね選手のHi-νガンダムが撃墜されてしまい、若干押され気味だった「月一練習」チームだが、Re-sinon選手の騎士ガンダムとちゃんるい選手のHi-νガンダムをほぼ同時に撃墜することに成功。そのまま冷静にゲームを支配し、2本目も「月一練習」チームの勝利となった。
みねね選手は試合後に「腕で負けていたが、相方が強くて助かった」とコメントした。
準々決勝:ハイライト2
チーム:大都会 清田
臥煙選手[フルアーマー・ユニコーンガンダム]/ダントツでAzaka選手[ブレイヴ指揮官用試験機]
VS
チーム:アフロロ討伐隊大阪支部
ニック選手[ターンX]/シグ@小狼選手[パーフェクトストライクガンダム]
2試合目となる「大都会 清田」チームVS「アフロロ討伐隊大阪支部」チームの試合では、先ほどとは打って変わり、コスト3000の機体がガンガン前に出てくる展開に。
試合開幕とほぼ同時にフルアーマー・ユニコーンガンダム「サイコフレームの共鳴後」まで進行させる臥煙選手。格闘を主体とした戦い方に、会場の熱気は一気に上がる。
フルアーマー・ユニコーンガンダムがラインを上げて、別の相手をブレイヴ指揮官用試験機が攻める。その怒涛の攻めをターンXの多彩な攻撃で対応しつつ、パーフェクトストライクガンダムは、援護射撃を欠かさない。
1本目は攻めに対応しきった「アフロロ討伐隊大阪支部」チームだったが、2本目は「大都会 清田」チームが攻めきる形となった。
最終戦である3本目。臥煙選手は、フルアーマー・ユニコーンガンダムの第1形態・第2形態を駆使して立ち回っていたが、EXバーストをしのがれてしまい、「アフロロ討伐隊大阪支部」チームが勝利した。
怒涛の展開に、トーナメント中にもかかわらず、会場からは大きな歓声と拍手が上がっていた。
準決勝(BEST4)
トッププレイヤーの視野の広さが目立った準決勝
数々の強豪を倒して勝ち上がってきたチーム同士の対戦となるため、これまで以上の激戦が待ち構えることとなる準決勝。
先ほどの準々決勝では個々の実力が目立つシーンが多かったが、準決勝では個人のスキルだけではなく、チームの連携がポイントとなっていたように見えた。
準決勝1
チーム:月一練習
みねね選手[Hi-νガンダム]/GBH選手[騎士ガンダム]
VS
チーム:アフロロ討伐隊大阪支部
ニック選手[ターンX]/シグ@小狼選手[パーフェクトストライクガンダム]
1本目、時限強化する騎士ガンダムの弱点を突き、騎士ガンダムが強化を解除されたタイミングで、ターンXとパーフェクトストライクガンダムがロックを合わせ、敵機を詰めていく展開に。
しかし、騎士ガンダムはそれを悟ってか、フルアーマー騎士ガンダム状態でもあまり攻めの行動はせず、通常形態でも逃げられるような位置取りを徹底。また、僚機のHi-νガンダムも耐久値を残す立ち回りを徹底していた。
うまく連携を取り、騎士ガンダムを撃墜させる「アフロロ討伐隊大阪支部」チームだったが、肝心のHi-νガンダムを攻めきれず、1本目を取られてしまう。
続く2本目も、「月一練習」チームの立ち回りは変わらなかった。しかし1本目とは違い、中距離戦の撃ちあいでパーフェクトストライクが着地にチャージ射撃を命中させ、「アフロロ討伐隊大阪支部」チームに流れが向く。
さらに試合中盤、Hi-νガンダムのEXバーストをしのぎきる。お互いのチャンスを残して、終盤の展開に突入した。
終盤は、僚機と連携し弾をヒットさせるも、その行動をカットされてしまうといった激しい展開にシフト。最後はターンXとHi-νガンダムの読み合いになり、Hi-νガンダムのチャージ格闘を引っかけてターンXを撃墜。勝者は「月一練習」チームとなった。
準決勝2
チーム:よしだ
イヴ選手[トールギスⅢ]/ごま選手[ガーベラ・テトラ]
VS
チーム:オフィスNGT
バーサーカー・少年選手[トールギスⅢ]/しろあか選手[騎士ガンダム]
ガーベラ・テトラという本大会唯一の機体に注目が集まる、準決勝2試合目。
1本目の序盤は騎士ガンダムの武装が機能し、「オフィスNGT」チームが有利な展開となるが、横サブ射撃を駆使したイヴ選手のトールギスⅢが脅威的な迎撃を行い、五分五分の展開に引き戻す。
試合終盤、全機体最後のEXバーストが発動するも決め手とならず、誰が被弾しても決着という手に汗握る状況へ。「よしだ」チームの連携を崩して、騎士ガンダムでガーベラ・テトラを撃墜した「オフィスNGT」チームが、まず1勝をつかんだ。
オンラインマッチで選択されることの多い、プレイヤーに慣れ親しんだステージ「サイド7」での勝負となった2本目。バーサーカー・少年選手のトールギスⅢが試合をうまくコントロールして、ごま選手のガーベラ・テトラ、イヴ選手のトールギスⅢの耐久値を削っていく。
試合を動かそうとごま選手がEXバーストをするも、迎撃されてしまい、EXバースト発動中に撃墜されてしまう。
中距離で敵機を近づけさせない、近距離では読み合いの強さで迎撃をこなすという視野の広さを発揮したバーサーカー・少年選手が終始活躍し続け、「オフィスNGT」が2-0で勝利するという結末で準決勝は終了した。
決勝戦
『エクストリームバーサス2』プレイヤーの頂点に君臨するのは……?
ついに最後の試合となった決勝戦。泣いても笑っても勝利したプレイヤーが、「最強」の称号を得ることとなる。
この決勝戦のみ、時間無制限の3本先取というルールで行われる。
決勝戦ゲーム設定
【チーム】固定(シャッフル無し)
【タイマー設定】無制限
【ステージ】ランダム
【試合数】3試合先取
チーム「月一練習」:試合前コメント
GBH選手:
ここまで来たので、やれることをやるだけです。
みねね選手:
関西代表として頑張りたいと思います。
チーム「オフィスNGT」:試合前コメント
しろあか選手:
相手めちゃくちゃ強いんですけど、なんとか経験生かして頑張りたいと思います。
バーサーカー・少年選手:
相手の2人は尊敬しているので、胸を借りて、やれるだけやります。
決勝戦
チーム:月一練習
みねね選手[Hi-νガンダム]/GBH選手[騎士ガンダム]
VS
チーム:オフィスNGT
バーサーカー・少年選手[トールギスⅢ]/しろあか選手[騎士ガンダム]
「SHOW THE NEXTREEEEM!」という郡(コーリー)さんの魂を込めた掛け声で始まった1本目。モニターにはGBH選手の騎士ガンダムの視点が映しだされた。
緑ロックまで距離をとり、これまでと同じようにGBH選手の騎士ガンダムが前に、みねね選手が後ろに下がる立ち回りを徹底する「月一練習」チーム。
「オフィスNGT」チームはそれに対し、しろあか選手の騎士ガンダムがGBH選手の騎士ガンダムを追っている最中に連携を取り、死角からGBH選手を攻撃する。
しろあか選手とバーサーカー・少年選手の連携が光り、「オフィスNGT」が耐久値においてリードするものの、「月一練習」チームもダメージを与え返して、一進一退の攻防が繰り広げられていく。
しかし、徐々に「オフィスNGT」が押し始め、最終的に詰められたHi-νガンダムのEXバーストをしっかり避けて撃墜。1本目は「オフィスNGT」チームが奪取する。
武装を避ける技術、攻撃を当てる技術、ロックを合わせる連携、一時的な一騎打ち状況での技術……さすがは決勝戦で、試合中のあらゆる行動が最上級のプレイとなっていた。
2本目も「月一練習」チームの立ち回りは変わらず、GBH選手の騎士ガンダムが前に出てくる展開に。あらかじめ戦術を練っていたのか、「オフィスNGT」チームは連携して2人同時に攻めて、ダメージを与えていく。
時間無制限ということもあって試合展開はややゆっくりではあったが、1試合目と比較して、Hi-νガンダムは耐久値を残していた。
お互いのチームの騎士ガンダムが1度撃墜された時、Hi-νガンダムの耐久値は残りわずかで、トールギスⅢは半分という状況。「オフィスNGT」が優勢であった。最後に残っていたGBH選手のEXバーストであったが逃げる展開で使わされてしまい、「オフィスNGT」チームが優勢のまま、2本目も勝ち取った。
3本先取というルール上、次に「オフィスNGT」チームが勝利すると優勝が決定する。「月一練習」チームの動きに注目が集まる3本目がスタート。
会場のプレイヤーも開発スタッフも緊迫する中、先ほどまでとは打って変わって、みねね選手のHi-νガンダムがラインを上げる。みねね選手の見事な攻めが試合をいい方向へ持っていくのだが、後方で耐久値を残していたGBH選手の騎士ガンダムが、置いてあった照射系ビームに当たってしまい、耐久値の面で五分五分の展開に。
みねね選手のHi-νガンダムの攻めをしのぎ、GBH選手の騎士ガンダムの連携もしのいだ、バーサーカー・少年選手。最後までプレイヤーとしての強さと、連携の鋭さが光っていた。
しろあか選手の騎士ガンダムが、GBH選手の騎士ガンダムを落とすと、最後は逃げるHi-νガンダムとの距離を詰め、トールギスⅢのレバー後ろ入れサブ射撃がとらえ、冷静にコンボを決めて勝利。決勝戦は、3-0で「オフィスNGT」チームが連勝し、見事に優勝を飾った。
「プレミアムドッグファイト 2019」優勝チーム「オフィスNGT」のコメント
しろあか選手:
めちゃくちゃうれしいです。今回で「プレミアムドッグファイト」3回目の優勝ができたので。あと、長田ザクさんありがとう!
バーサーカー・少年選手:
嬉しすぎて現実味がないんですけど、ていさんと長田ザクさん、応援ありがとうございます!
表彰式
優勝者と準優勝者には特別なゲーム内アイテムを授与!
すべての試合が終わり、多くの観客が感動していたことだろう。そんな中、トッププレイヤーの表彰式が行われた。
表彰式では、優勝者、準優勝者の表彰の他、本シリーズを愛するプレイヤーを順位だけでなく、いろいろな面から称えたいとされる特別賞が発表された。
ルーザーズを長く泳ぎきった「弟に勝る兄などいない(かいむ/ものあい)」チームに「植田佳奈賞」が贈呈された。
その他にも、使用率の低い機体エクストリームガンダム type-レオスⅡ Vs.を使用していた「エリートちょすキッズ(のぞみサンシャイン/かきぴー)」チームに「ユニークプレイヤー賞」が、「大都会 清田(臥煙/ダントツでAzaka)」チームに試合を盛り上げた「エンターテイナー賞」が、デュナメスガンダムを巧みに操縦した「職人(きんけつ/乙乙乙・ディランディ)」チームに「ドラマティック賞」がそれぞれ贈られた。
さらに、決勝トーナメントには勝ち上がれなかったものの、シャア専用ザクⅡで活躍していた「このペアまだバレてない(クロ/アリア姫)」チームに、「赤い彗星賞」が授与された。
特別賞が発表された後は、いよいよ表彰に移行。優勝者と準優勝者が、植田佳奈さんから祝福された。
●準優勝:月一練習
【賞品】トロフィー、デジタルデータ(ゲージデザイン、スタンプ通信、称号、カスタマイズコメント)
●優勝:オフィスNGT
【賞品】トロフィー、ゴールドのデジタルデータ(ゲージデザイン、スタンプ通信、称号、カスタマイズコメント)
決勝大会を終えた出演者のコメント
大石プロデューサー:
エリア予選、エリア決勝からもそうですが、今日も朝早くから、遠方から来てくださって、これだけ盛り上がって楽しんでいただいて、僕らとしては本当に胸がいっぱいでありがたいなと思っています。このシリーズ、これからも大事にして、またこういう場を設けられるように、運営を詰めていきたいと思います。
大久保プロデューサー:
非常に熱い戦いを楽しませていただきました。『エクストリームバーサス』シリーズは、今年でまる9年。長い期間皆さんに遊んでいただいて、ありがたいなと思っています。本シリーズは、我々が開発を行っていますが、プレイヤーの皆さんに育てていただいたシリーズだと思っています。今後もよろしくお願いします。
植田佳奈さん:
何千戦、何万戦って試合が詰め込まれた大会だったと思います。負けてしまった方も最後まで友人や壇上の人を応援してくださっていて、熱い戦いだったなと思います。
なかおさん:
5時間くらいしゃべり続けていましたが、一瞬でしたね。皆さんの予選期間のやりこみやチーム間の想いを近いところで見させていただいたんですが、本当に楽しい予選期間、そして全国大会でした。
みやぎさん:
最初から最後まで熱い試合ばっかりでした。ゲームでここまで感動できるのかと。そんな熱い舞台の一端を担えて本当によかったです。
雪乃しほりさん:
初めて「プレミアムドッグファイト」にアシスタントとして参加させていただきまして、感動の一言でございます。皆さんとこの一時を過ごせたことがうれしいです。私もまだまだ『エクバ』頑張ります!
そら♨るるさん:
間近で皆さんの熱と汗を見させていただいて、いい感動を持って帰れるなと思いました。
新情報公開
再び歓声の嵐!?3機の新機体が発表!
表彰式の後は、新機体の発表が。イージスガンダムが、11月22日~12月22日に実施される「エクストラGチャレンジ」のエクストラ機体として出ることが発表された。
その後、PVとともにナラティブガンダムの参戦が明らかに。熱いBGM、NT-D発動、ユニコーンガンダム3号機 フェネクスが武装として登場することに、歓声が鳴り止まない。
使用感について大石プロデューサーは「コスト2000版のフルアーマー・ユニコーンガンダムのような機体です」と紹介していた。B装備、C装備も再現され、作り込まれていることが見て取れた。
これで終了……と思いきや、ステージの照明が暗転。「ところがぎっちょん!」というセリフと同時に、突如ヤークトアルケーガンダムのPVが公開された。
公開直後はどよめきの声が上がっていた会場であったが、映像が進むにつれて、アクションの派手さや機体の人気からか大きな歓声と拍手が巻き起こっていた。
大会終了後には、優勝した「オフィスNGT」チームが両MCとタッグを組んでウイニングプレイを披露し、出場者と同伴者はナラティブガンダムとヤークトアルケーガンダムが加わったバージョンの筐体で遊ぶことができた。
これにて、「プレミアムドッグファイト 2019」は終了。対戦を終えた選手同士が会話しあう様子もうかがえ、アーケードゲームならではの広がりを見せる本作。今後の展開にも注目してほしい。
本レポートで紹介した全国決勝大会はアーカイブ配信が行われているので、是非そちらも確認してもらいたい。
※2019年12月24日 表記の誤りを一部修正いたしました。