機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON

2017.03.14

「SHUFFLE TOURNAMENT JAEPO 2017」大会レポート公開!

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■Intoroduction

2017年2月11日(土)、「ジャパンアミューズメントエキスポ2017」会場にて、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』の大会イベント「SHUFFLE TOURNAMENT JAEPO 2017」が開催された。

その名が示す通り、公式では初となる“シャッフルルール”でのトーナメントとなった今大会。シャッフルといえば、誰とチームになるか分からないため、勝敗には実力はもちろん組み合わせによる“運”も大きく影響することがポイント。本稿では、激戦が続出し大いに盛り上がった大会の模様をレポートしていく。


■参加者とルール

今回、トーナメントに参加したのは32名。これは、事前にオンライン上で行われた予選ラウンド(※)で好成績を残したプレイヤーのなかから、抽選によって選ばれた選手たちだ。

※ 正式名称は、オンラインイベント杯予選「SHUFFLE TOURNAMENT JAEPO 2017 予選ラウンド」

●基本的なルール

【使用筐体】8台マッチング形式:シャッフル(対戦チームの階級差は問われない

【タイマー設定】270カウント

【使用機体限定】なし(ただしエントリー時の機体で固定)

【ステージ】ランダム

【勝敗】勝利点方式。同率となった場合はスコア順位点も加味

【対戦数】各試合3回対戦を行い、合計勝利点の高い上位4名(準決勝以降は2名)が勝ち上がり

まず、即席チームで勝利を目指すことが前提となる。そのうえで勝利点が並んだ場合は、スコアの高い選手が勝ち上がるというルールだ。チーム戦ではあるものの、勝ち上がるのはあくまで個人という点がポイントとなっている。


■開会式~選手紹介

戦いの幕開けを告げる開会式では、今大会の総合司会を務める椿姫彩菜さんと、大石勇気P(ゲームプロデューサー)と大久保 人P(制作プロデューサー)が登場。それぞれが大会への期待を語ったあと、トーナメントの舞台に上がる32名の選手が紹介された。

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熱心な「ガンダムVS.」シリーズプレイヤーとして知られる椿姫彩菜さん。今回は『機動戦士ガンダムSEED DESTNY』より、ステラ・ルーシェに扮して登場した。

●出場選手32名とエントリー機体
選手名 エントリー機体
dat ウイングガンダムゼロ(EW版)
アレンビービアズリー アレックス
しゃせん シャア専用ザクII
ドム山 マックナイフ
猿ちゃんは横振りたい イフリート改
結城大智道場岡山支部 ドレッドノートガンダム(Xアストレイ)
メガ・カプ・コケコ ナイチンゲール
はかいしん V2ガンダム
ルカ プロヴィデンスガンダム
どねん フルアーマー・ガンダム
ブレッド ガンダムエクシア
NORESPECT フルアーマー・ガンダム
薫風 インフィニットジャスティスガンダム(ラクス搭乗)
クロにゃん彡 ガンダムデュナメス
メタナイト@マミ勢 グフ・カスタム
(´・ω・`)乱々♪ アストレイレッドフレーム改
ロマ店 ノーベルガンダム
ゆーけい Zガンダム
黒酢丸 キュベレイ
曜ちゃん推しのデュオ ガンダムデスサイズヘル(EW版)
ビーストマスター マスターガンダム
ギャナハ プロヴィデンスガンダム
冬に咲くマラガブの華 マラサイ&ガブスレイ
羽姉 ZZガンダム
きょん クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
くろまぐろ ガンダムAGE-FX
はるしぃ アルケーガンダム
はむてる ダブルオークアンタフルセイバー
オーキドシゲル エクストリームガンダム エクリプス-F
おしゃこん ガンダムエクシア
アヒャッポゥ ドラゴンガンダム
Aqueri ヴィクトリーガンダム

さらっと見ただけでも分かるとおり、重複のほとんどない、バラエティに富んだ機体がそろった。エントリー機体のリストは選手にも配られたため、試合が始まる前から「あの機体と組んだ場合は……」「この機体を相手にするなら……」と、戦いへのシミュレートが始まっていたことだろう。

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■1回戦【ベスト32】
32名→16名 大舞台に上がる選手が絞り込まれる!

1回戦は、8名ずつの4ブロックに分かれて、それぞれがシャッフルルールで対戦。その結果により、各ブロックから上位4名が絞り込まれた。大型モニタでの放映は2回戦からの開始となり、また1回戦は実況なしということもあり、比較的静かな幕開けとなったのだが、腕自慢たちのプレイを一目見ようと、対戦用筐体と小型モニタの周辺には多くの観客が集まった。

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8台の筐体を使用し、2試合が同時に進行。着々と勝ち上がるプレイヤーが決まるなか、し烈な戦いが続出したことで、2回戦の開始が30分ほど押すというちょっとした波乱も。


■オープニングイベント

ベスト16が決まったところで、オープニングイベントがスタート。椿姫彩菜さんとプロデューサー2名に加え、ゲストの石井マークさんと荘司勝也さん(ともに声優)、そして2回戦以降の試合で実況を務める店員Aさんと黒日さんが登場した。

なお、オープニングからは大型モニタにイベントの模様が映し出されるほか、ニコ生での配信も実施。会場に集まった多くの観客だけではなく、ニコ生視聴者のコメントからも、大きな期待が感じられる幕開けとなった。

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ゲストの声優おふたりは『マキシブーストON」』のロゴが眩しい本作の特製 パーカーで登場。石井さん(本作には『ガンダム Gのレコンギスタ』よりベルリ ・ゼナム役で出演)は、ガンダムVS.プレイヤーとして、「大会のポイントは状況分析ですね」とプロ目線キャラ(?)で試合を見ていくと語った。なお、アーケード版はもちろん、コンシューマ版の『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト 』を今も熱心にプレイしているとのこと。

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これまでに多くの試合を経験・観戦してきている椿姫彩菜さんは、「いつもと違うルールで競うシャッフル戦は勉強になりそう」と語った。


■2回戦【ベスト16】
16名→8名 さらなる激闘が展開!

2回戦は、8名ずつの2ブロックに分かれ、ブロックごとに2試合を同時に実施。大型モニタにはいずれかのプレイヤーの画面が映し出され、店員Aさんと黒日さんによる的確かつスピーディな実況が試合を盛り上げた。なお、ご存知の方も多いと思うが、両名はこれまでに開催された公式大会でも 試合の実況を担当している。

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即席でチームが組まれるなか、EXバーストをどのタイミングで使うかが勝負の大きな分かれ目に。押し込まれている味方をとっさのEXバーストでフォローする場面がある一方、タイミングが合わずに撃墜ということも。

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シャッフルルールだけに、2000×2000のタッグなどコストとして相性が悪い組み合わせも発生。各機体の残り耐久値の見極めや、どちらがどう撃墜 されるのかという判断力も問われた。

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石井さんは『ガンダム Gのレコンギスタ 』つながりで「マックナイフ」の奮闘ぶりに注目しつつ、「みんな状況判断がすごい。うまい人のプレイは、生で見ると未知の領域ですね」と語った。荘司さんは「自分のプレイ時と、同じレバーとボタンで操作しているとは思えない動きを……」と感嘆。

▼Aブロックを勝ち抜いた選手

【1位】ドム山(機体:マックナイフ)

【2位】はむてる(機体:ダブルオークアンタフルセイバー)

【2位】冬に咲くマラガブの華(機体:マラサイ&ガブスレイ)

【2位】おしゃこん(機体:ガンダムエクシア)

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選手それぞれが、お互いに得意とする戦い方や、好みとする戦い方が分かっていないからこそ混戦となる試合も。同じタイミングで前に出てしまう、味方の攻撃が命中するといった場面が見られた一方で、ギリギリ撃ち漏らした敵機を味方が取りこぼしなく撃墜するという鮮やかな連携も。

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「ウイングガンダムゼロ(EW版)」など、コスト3000の機体が参戦する一方、「インフィニットジャスティスガンダム(ラクス搭乗)」という低コスト機も参戦。この組み合わせの場合「3000機が先に撃墜される 」という、プレイヤー間ではセオリーとされていることが、冷静かつ普段通りにできるかも試合のポイントとなった。

▼Bブロックを勝ち抜いた選手

【1位】dat[機体:ウイングガンダムゼロ(EW版)]

【2位】Aqueri[機体:ヴィクトリーガンダム]

【3位】アレンビービアズリー[機体:アレックス]

【4位】NORESPECT[機体:フルアーマー・ガンダム]


■エキシビジョンマッチ
ゲスト2人による名勝負が展開!?

ベスト8が出そろったところで、ゲストの石井さん、荘司さんを中心としたエキシビジョンマッチが開催。両名のほか、リザーブ(※)として控えていたしゃけぇ選手(エントリー機:デュエルガンダムアサルトシュラウド)に、観客のなかから選出された1名を加えて対戦が行われた。

※ 出場者に欠員が出た場合に、代わりに出場することになっていた控えの選手。

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石井さんは、普段はよく「フリーダムガンダム」と「ラゴゥ」を使うとのことで、今回は「ラゴゥ」を選択。荘司さんは「バンシィ」を選び、しゃけぇ選手とタッグに。ラゴゥが攻撃されている味方を助ける好プレーも飛び出し、石井さんのチームが勝利した。

1戦目の終了後、「もう1戦」との声に応え、新たに参加者2名を会場から募って2戦目が行われた。石井さんが「インフィニットジャスティスガンダム」を、荘司さんが「アルケーガンダム 」を選び、両名のタッグ戦に。善戦するも敗北したおふたりの敗因はというと、荘司さんが「味方に居ると思ってラゴゥばかり探してしまった……」から(?)


■準決勝【ベスト8】
8名→4名 トッププレイヤーが観衆を魅了!

準決勝は、8名を2ブロックに分け、1試合ずつ実施。Aブロックでは、的確な射撃と飛翔を用いた立ち回りで勝ち抜いてきたdat選手の「ウイングガンダムゼロ(EW版)」が注目の的に。ニコ生のコメントで「画面を映して欲しい選手」に選ばれ、その戦いぶりが放映されることに。準決勝でもその期待に違わぬ活躍を見せるのだが、大石Pいわく「dat選手は予選のオンライン戦で1位だったプレイヤー。今回は抽選による選出のため、成績がよくても必ずしも出場できるわけではないのですが、こうして参戦し、活躍しているところを見ると、運も味方したなと感じます」。トッププレイヤーのテクニックに、多くの観客と視聴者が引き付けられることとなった。

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先に落ちるわけにはいかない、という3000コストのプレッシャーもあるなか、鮮やかな立ち回りを見せる「ウイングガンダムゼロ(EW版)」。会場、コメントともに大いに沸きあがった。

▼Aブロックを勝ち抜いた選手

【1位】dat[ウイングガンダムゼロ(EW版)]

【2位】Aqueri[機体:ヴィクトリーガンダム]

Bブロックでは、石井さんが「ついつい応援してしまう」という「マックナイフ」が参戦するも、試合のポイントとなったのは、「ガンダムエクシア」「ダブルオークアンタフルセイバー」というトランザム搭載機。EXバーストによるトランザムが、攻撃に活用されることはもちろん、あえて逃げに徹する場面でも的確に使われ、さらにはガードもバッチリ決まり、やや長期戦となった。

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ここまで勝ち抜いてきた猛者だけに、攻撃はもちろん生き残る力もかなりのもの。耐久値がギリギリまで減っても粘り、「ガンダムエクシア」はリペア状態となってもしぶとく戦った。

▼Bブロックを勝ち抜いた選手

【1位】おしゃこん[機体:ガンダムエクシア]

【1位】はむてる[機体:ダブルオークアンタフルセイバー]


■決勝戦
ついに“初代”チャンピオンが決定!

激戦を勝ち抜いた4名が、決勝の舞台に上がる。大石Pが「今回の優勝者は、公式シャッフル戦の最初のチャンピオンになると思うと感慨深い」と語ったとおり、見事頂点に立った選手の名は、初代チャンピオンとして本作の歴史に刻まれることになる。なお、決勝戦では、トップを1名だけ決める以上少しだけルールが変わり、スコアは完全な個人点に。勝ち上がった選手のエントリー機は、くしくもコスト3000とコスト2000が2機ずつ。組み合わせが勝敗に大きく影響する構図となった。

1試合目は、「ガンダムエクシア 」&「ヴィクトリーガンダム 」対「ウイングガンダムゼロ (EW版)」&「ダブルオークアンタフルセイバー 」という、同コスト機が同チームになるという展開に。「たとえ攻めるチャンスでも、残りコストを考えてあえてEXバーストを逃げに使う」「疑似タイマンからロック切り替えで方向転換」など、攻防の駆け引きが凝縮された試合が繰り広げられた。

2試合目は、なんと同じ組み合わせでバトル開始。こうなると、即席チームとはいえ「どちらが前に出たいタイプか」をつかめているので、息の合った連携も生まれやすくなる。意思疎通もスムーズになり、決勝にふさわしいチーム戦が展開した。

3試合目では組み合わせが変わり、「ヴィクトリーガンダム」 と「ウイングガンダムゼロ(EW版)」 が同チームに。ここでdat選手が勝負強さを発揮し、シューティングバースト発動からどとうの連射で速やかに決着が付いた。

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■優勝者の発表

一進一退の攻防に会場の興奮が収まらないなか、やがて決勝戦のスコア集計が終わり、優勝者および順位が発表された。

▼決勝戦の結果

【1位】dat[機体:ウイングガンダムゼロ(EW版)]

【2位】はむてる[機体:ダブルオークアンタフルセイバー]

【3位】Aqueri[機体:ヴィクトリーガンダム]

【4位】おしゃこん[機体:ガンダムエクシア]

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優勝は、どのラウンドでも安定した立ち回りを見せたdat選手に決定! 予選ラウンドでもトップだったというその実力を、大舞台でも証明する結果となった。dat選手は今回の優勝に「すごくうれしいです。いろいろな人にウイングガンダムゼロを使ってほしいと思いながら、今日はこの機体を選びました。今後のアップデートにも期待しています」と語った。

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dat選手には、優勝の証となる表彰状とメダル、そして優勝者だけが手にできるデジタルアイテムなどが贈呈。また、準優勝のはむてる選手ら3名にも、それぞれ表彰状やメダルが贈られた。

 

また、豪華な副賞も表彰式を盛り上げてくれた。

▼副賞

【1位】陸戦型ガンダムバックパック(コスパ)、 METAL BUILD ガンダムアストレイブルーフレーム(フル・ウェポン装備)(バンダイ)
【2位】陸戦型ガンダムバックパック(コスパ)、MG ユニコーンガンダム(レッド/グリーン TWIN FRAME EDITTION)チタニウムフィニッシュ(バンダイ)
【3位】ドム ジャガードニットキャプ(コスパ)、 MG 高機動型ザク”サイコ・ザク”(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)(バンダイ)
【4位】アッガイ ジャガードニットキャップ(コスパ)、 MG フリーダムガンダム Ver.2.0(バンダイ)


■大会を終えて、司会およびゲスト陣のコメント

石井さん:
今日はゲストで読んでいただき、本当にうれしいです。こういった試合を直接見る機会は貴重で、その戦いぶりを肌で感じられました。今日負けてしまった人も、その経験が次のシャッフル戦で生きると思うので、がんばってください!

荘司さん:
1人のファンとして、どの試合も熱くて、どの機体もかっこよくて、楽しませていただきました。自分でもいろいろな機体を使いたくなりました。

椿姫さん:
シャッフルはシャッフルの熱さがあり……ガンダムバーサスシリーズ のファンはとても暖かいな、と。私も改めて「クシャトリヤ」でがんばろうと思いました。

黒日さん:
けん制しながらじりじり攻めるのではなく、思い切っていく試合が多かったので、実況しがいがある試合ばかりでした。優勝したdatさんの「ウイングガンダムゼロ(EW版)」はとにかくすばらしかったですね。

店員Aさん:
即興コンビの面白さがありましたね。シャッフル戦だと、どの機体が勝ち上がるかわからなくて面白かったです。

大久保P:
皆さん、実力があるからこそ、この舞台に上がっている。その戦いを見て、今後に向けての可能性を感じました。開発側も工夫を重ねていきたいですね。

大石P:
この大会が成功するか、正直不安な部分もありました。しかし、いざ始まってみると、固定のチームとは違う面白さ、楽しさがあり、本当に開催してよかったと思います。またこういった機会を設けていきたいですね。

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■2年ぶりとなる全国大会「プレミアムドッグファイト2017」の開催が決定!

イベントの締めくくりとして、本作に関する最新情報が公開。2月の配信が決まっていた「G-アルケイン(フルドレス) 」のPVや、新たに参戦する「ホットスクランブルガンダム」の情報が公開となった。さらに、全国大会「プレミアムドッグファイト2017」の今夏開催が決定。春には早速エリア予選が開始されるほか、前回の大会同様に海外プレイヤー枠が設けられていることが告知された。

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初の公式シャッフル大会は、最後まで大きな盛り上がりを見せて幕を閉じた。より大規模な大会となる、「プレミアムドッグファイト2017」も楽しみに待とう。

    • ・衣装協力:コスパティオ
    • ・賞品提供:株式会社コスパ、株式会社バンダイ

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